「貯金1億円で何ができるの?」

預貯金には預貯金の役割がある

住居費や光熱費は人によりさまざまですが、アーリーリタイア・早期リタイアをする場合、都市部から地方に引っ越すことが多いです。地方で暮らす場合、地域にもよりますが1人暮らしなら5万円の家賃でも広めの部屋を借りるのは不可能ではありません。家族などで住む場合は8万〜10万円程度で2LDKなどを借りるケースもありますが、そのような場合、貯金や資金が多く必要になるのは当然です。1人暮らしの場合、光熱費は8,000〜9,000円程度で収まると考えられるので、年間でも10万円弱でしょう。30代でも40代でも50代でも、セミリタイアするときは、このような固定費を数年スパンで考えることが大切です。

また、貯金1億円を取り崩さないで運用益200万円(利回りを2%とした場合)を年間の生活費に回すことも可能です。60歳以上の場合は住宅ローンなども完済しており家賃がかからないケースも多いため、年間200万円ほどの運用益だけで十分に暮らせるケースもあります。

ごく普通の給与で普通の生活水準で暮らす人も多く貯金1億円を達成しています。

以上の事実が背景となり、世界中で超資産家と呼ばれる人のうちかなりの割合が、企業の創業者として自社株を保有し、その評価額を反映して絶大な資産を保有しているのです。このことが理解できると、貯金だけでなく、投資にも資産配分することについて、長期的にみると有効となる可能性に気付いてもらえると思います。

貯金1億円を貯めるために、株式やFXなど変動の激しい投資方法で大きく稼ぐというのはごくまれといえます。

40代から20年ほどかけて貯金を1億円にする場合は、20年間平均して毎月27万円ずつ運用に回し合計約7100万円ほどを投資のために積み立てる必要があります。運用益も投資に回すことで、7100万円の積み立てを最終的に1億円にまで増やすことができます。

「貯金1億円で何ができるの?」

30代・40代・50代のセミリタイア(アーリーリタイア・早期リタイア)のために必要な貯金や資金をまとめました。最近では、30代や40代など若くしてセミリタイアを目標とするケースが多いです。アーリーリタイア・早期リタイアを目指す場合、他の人たちとは違う生活を送るため、計画的に行わなければ成功は難しいです。30代・40代・50代でセミリタイアを考える場合は、実際にセミリタイアした人をモデルケースにして目標設定を行い、自由な時間を手に入れましょう。

貯金1億円があったとしても、運用に自信がない場合や年間支出が400万円より多い場合は、貯金1億円では足りないため、セミリタイアがオススメです。

具体的に保有資産のうち、どの程度の割合を預貯金で保有しておくべきだろうか。一概にはいえないが、一般的には「預貯金は年齢と同じだけの割合」が目安とされることが多い。これは、年齢が若ければ若い方が投資期間を長く確保できるし、たとえ損失を出しても収入でカバーできる可能性があるためだ。

また、銀行や郵貯の普通預金は、クレジットカードや公共料金の引き落とし口座として利用できる。これも預貯金にしかないメリットといえる。

最も大きい役割は、預貯金の割合が高ければ高いほど、資産の流動性が高くなることだ。たとえば株や債券の場合、売買は自由にできるが、誰でも損失が出ている時に現金化したくはないだろう。一方、現金や預貯金であれば生活が苦しくなった時すぐに使えるし、他の金融商品を買いたくなった時も即座に購入することができる。つまり、保有資産における現金比率は、投資の自由度を表す指標ともいえる。

預貯金にはインフレリスクが伴うことは述べたが、これはもちろん、預貯金をまったく持たなくてもいいということではない。預貯金には預貯金の役割がある。

50代になると、サラリーマンであれば会社に若手が増え、仮に役職などから外れた場合は、仕事へのモチベーションが下がる状態かもしれません。特にこれまで仕事人間として生きてきた人ほど、重要な仕事がなくなると一気にやる気がうせることがあります。そのようなケースや、体力的に余暇などを楽しめる最後の年代として、仕事だけではなく自由な時間を有意義に過ごしたいと考える人が少なくありません。30代、40代と比べ、より現実的な50代でのセミリタイアでは、どのくらいの資金や貯金が必要なのか細かく確認しましょう。

もちろん株式、FX、仮想通貨などの短期投資で大きく稼いで億り人となった人もいますが少数派です。貯金1億円を貯める人は、20年間かけて分散投資をするなど、コツコツと時間をかけて資産形成をした人の方が多いようです。

では次に、セミリタイアとは何か説明します。セミリタイアとは、不労所得および短時間・不定期のアルバイト収入だけでのんびり生活していくことです。自分の時間を持つことを重視し、毎日フルタイムで働くようなことはしません。なお、投資の運用益や貯金の切り崩しなど不労所得のみで生活する場合は、完全リタイアといいます。

40代でセミリタイアするための資金として3,000万〜5,000万円が必要だとすると、仮に5,000万円を実際に貯金する場合、30歳からため始めて毎年250万円で20年間かかります。これは極めて現実的ではない方法と考えられるので、妥当な線として3,000万円を目標とし、投資などで資産を形成しながら、40代でのセミリタイアを達成させるのが現実的だといえるでしょう。3,000万円を目標に貯金しながら隙間時間で資産運用の勉強をして、ある程度貯金が増えたら実際に資産運用を行い、なおかつ生活費を12万円まで切り詰めるのが理想です。それで足りない場合は、アルバイトなどで副収入を得れば、40代でのセミリタイアは3,000万円でも実現できます。

2020(令和2)年12月のdoda(デューダ)によると、30代の平均年収は400万〜500万円ほどなので、その場合、手取りでは340万〜380万円程度です。年間の生活費を100万円に抑えて毎年240万〜280万円を貯金すれば、6〜8年間で1,500万〜2,000万円をためられます。これを資金としたセミリタイアであれば、現実的に不可能ではない方法でしょう。30代でセミリタイアするうえで、不労所得は必須です。株や不動産投資などの不労所得で資金繰りをするなど、貯金では足りない部分を補うことが30代セミリタイアには大切になります。

では一体、普通の会社員でも貯金1億円を持つ人というのは一体どのような人なのでしょうか。貯金1億円以上の人に見られる特徴を挙げると次の通りです。

貯金1億円を貯めている人に一発逆転的な短期投資で利益を上げている人はほとんどいません。どちらかというと、貯金1億円を貯められる人の多くは、長期的にコツコツと資産形成をして成果を出しています。

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