ここからは 実際に1億円を資産運用する方法を考えます

ここからは 実際に1億円を資産運用する方法を考えます

仮に1億円のFIRE資金があって、GPIF(公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人)と同じ利回りで各年度(2001~2020年度)の収益をあげ、そこから生活費年400万円を引くという試算をしてみると、一度も1億円を上回らないばかりか、2020年度末は8000万円強まで下がっています(ちなみに2019年度末はコロナショックの影響で6750万円まで下がっている)。

それでもなんとか、幸運・強運の力も借りながら1億円の準備ができたとします。

1億円を運用する場合、すべてを一極集中で投資することはリスクを伴います。たとえば、国内株1銘柄に1億円投資をして、その株価が50%暴落してしまった場合、大きな損失となってしまいます。一度大きな損失を抱えると、取り戻すことはとても難しいのが資産運用の特徴です。

裏を返せば、これらの5つの項目の理解が深まれば、1億円の資産を持つ富裕層に近づくことができるともいえるでしょう。それぞれの項目を理解していけば、1億円の資産を築くという目標も決して絵空事ではないことが理解できるはずです。

1億円を利回り1%で運用したパターンで考えると、5年間で総資産は1億510万円になり、10年間では1億1,046万円となります。単純計算ですが、利回り1%でも10年間で1,000万円以上もプラスになるのは大きな魅力です。

1億円の資産を築いて、富裕層の仲間入りをするためにはどうしたら良いのでしょうか?自分が今お金持ちではない状態から1億円の資産を目指すのであれば、発想や行動を変えていく必要があるでしょう。

1億円を利回り5%で運用したパターンで考えると、5年間で総資産は1億2,763万円になり、10年間では1億6,289万円となります。利回りのよい投資で大きなリターンを狙う投資家もいますが、リスクも大きくなることは覚えておきましょう。

野村総合研究所は世帯の純金融資産保有額1億円以上~5億円未満を「富裕層」と分類し、富裕層の世帯数を推計しています。2019年は、総世帯数約5,402万世帯のうち、富裕層は124.0万世帯。約2.2%が富裕層という計算となりました。

1億円の資産運用の場合、ポートフォリオの組み方の例としては、たとえば国内株式30%、ヘッジファンド30%、不動産投資40%といった配分だと、年利数%で堅実に運用できるでしょう。

1億円を資産運用する場合、利回りが数%でも年間で数百万円の収益を得ることができます。資産運用初心者の方は、キャピタルゲインよりもインカムゲインを狙い、長期で堅実に運用することがポイントです。ポートフォリオは国内株式、不動産投資、ヘッジファンド、投資信託を中心に、リスクを分散できるよう複数の金融資産で組み合わせましょう。

1億円の資産を国内株式へ投資するなら、ディフェンシブ銘柄を選び分散投資するとリスクを低く抑えられるでしょう。

ここからは、実際に1億円を資産運用する方法を考えます。初心者の方は、リスクが高すぎる投資は避けることがポイントです。

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