貯金2000万 30歳

貯金2000万 30歳

続いて、30代の独身世帯・夫婦世帯の方が、効率的に貯金するためのポイントを3つ紹介します。

定期預金は1ヶ月や3ヶ月、6ヶ月、1年、3年といった一定の期間、引き出しができない預金のことで、通常、普通預金よりも金利が高く設定されています。元本保証となるため、お金が減るリスクもありません。また、毎月決まった積立日に、設定している額が普通預金口座から自動で振り替えられる「積立定期預金」も選択肢となります。手元にお金があると無駄遣いをしてしまう人は、積立定期預金を利用して先取り貯蓄をすることで、確実に貯金をしていけます。

ただ生活しながら6,000万円も貯金するのは至難の業。そこで目指す方が多いのが「サイドFIRE」という生活スタイルです。

ゆとりある老後の資金として、単身者の場合は2,000万円、夫婦の場合は3,000万円必要だとわかりました。しかし、50代でも平均貯蓄額が2,000万円に達していないため、単純に銀行に預けて貯めていくだけでは難しいことも事実です。2,000万円の貯金を目指すには、コツコツお金を貯めていく以外にも方法を選択しなければなりません。

積立定期預金は毎月、ある一定の金額を積み立てる貯金方法になります。少額からでもはじめることができるため、これから貯金をはじめるという人向けです。元本割れのリスクがないため、初心者にも向いています。一度申し込みをすると、自動で毎月積み立てされるので、無駄遣いしがちな人におすすめです。

貯蓄型保険とは、万が一に備えながらも貯蓄性も担保されている保険をいい、保険料の払込み額を上回る保険金、あるいは解約返戻金を受け取れることが特徴です。終身保険や養老保険、学資保険、個人年金保険などが該当します。貯金をするよりも保険料の支払いのほうが強制力はあるため、資産形成につながりやすい点もメリットです。ただし、解約する時期によっては解約返戻金が払込済み保険料を下回ってしまうことや、万が一への備えに対しては掛け捨て型の保険に比べて保険料が高額になる傾向があることがデメリットです。

上手に貯金ができる人は、貯金の目的と使う時期を考慮して貯めることができます。貯金をする順番もポイントで、収入から貯金額を差し引いた分を支出にまわすと貯まりやすくなります。逆に、収入から支出を差し引いた分を貯金するのはあまりおすすめしません。収入が入ったら、まずは一定額を貯金にまわしましょう。

Kさん
「年収1年分ですか! それは先が長いようにも感じますが……。ちなみに、年代別の平均貯金額などを目指すのではなく、個人の収入に応じた目標金額になるのは、なぜなのでしょう?」

答えからいうと、30代で2,000万円を貯金することは可能です。実際に20代や30代で2,000万円以上貯金している人が存在することは統計データにも表れています。

まず、3,000万円あれば十分とする意見は、年金受給額が夫婦で月に20万円以上あるのであれば、多少切り詰めてでも生活費をそれで賄い、貯金は臨時的な支出のみに充てられるので十分、という考え方です。一方、3,000万円では不十分とする意見では、家のリフォーム代や、定年後に子供の結婚費用の支出があるかもしれないといことや自分たちだけではなく親の介護費用も必要かもしれないということもあり、3,000万円では不十分というものです。あるいは、老後の生活にもっとゆとりを持ちたいという理由から、3000万円では足りないとする意見もあります。

40代で貯金が2,000万円以上ある人の割合は11.3%で、全体の1割を超えています。平均貯蓄額も936万円となり、1,000万円に近い水準に達します。 子供がいる場合は教育費のかけ方にもよりますが、40代の共働き夫婦であれば貯蓄がしやすく、 管理職になって役職手当がつくことで年収がアップする人も多い年代です。 また、これまでをしてこなかった人も、老後を見据えて関心を持つ人が増えてくる年代でもあります。

結婚、子どもの出産・養育など、30代に入る頃から、さまざまなライフイベントが訪れる可能性があります。それぞれのイベントで多額の費用が必要になるので、早い時期から貯金をしておきましょう。

Kさん
「貯金、保険のことだけでも、すでに目が回りそうですが……! 私は将来的に、働きながら結婚や出産もしたいと思っています。ライフステージの変化に備え、いくらくらい貯蓄しておくべきなのでしょう?」

結婚や子育てなど大きな節目を迎え、将来の人生プランを具体的にイメージし始める30代ともなると、貯金について考える時間が増えてきます。また、マイホーム資金や教育資金、老後資金など、ライフステージの変化によってまとまったお金が必要になるタイミングにも直面し始めるのが30代です。

ゆとりある老後に必要な貯金額は、一般的に夫婦で3,000万円が必要といわれていますが、それで十分という意見もあれば、3,000万円では不十分という意見など、さまざまな考え方があります。

このように年代が上がっていくにつれ、2,000万円の貯金がある人の割合は増えていきます。それでは、60代になったときにいくら貯金があるのが理想なのでしょうか。

高山先生
「ずばり結論から申しますと、30代では『手取りの年収』1年分が貯蓄できているのが理想、と言えます。つまりKさんの場合、現在の年収は660万円で手取りは480万円ほどということでしたから、480万円を目標にためていくのが良いですね」

ちなみに、平均額とは「合計した金額を人数で割った金額」を指し、中央値とは「昇順もしくは降順に並べた際の中央の数値」を指します。2019年の平均貯金額は176万円のため、2年で2倍以上の貯金額になっていることがわかります。

効率的に貯金するには、家計の収支を把握したうえで、生活にかかるコストを見直すことも大切です。具体的な方法には、家賃や食費、水道光熱費、通信費、保険料などの支出をひととおり書き出してみましょう。

20代、30代の株主数が大きく増えており、特にネット証券での口座開設が増えていることがわかります。

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