資金計画で必要資産を算出したら 次は貯蓄や投資で資産を増やす作業
ただし、すぐに資産を増やすのは難しい。技術に加え経験も必要だからだ。失敗が少ないお金を増やす方法は、時間をかけることだ。時間をかければ「複利」の効果でお金は増えていく。毎月5万円を30年間平均7%で運用できれば約6,100万円に増やすことができる。例えば、ご夫婦でiDeCoに2.3万円ずつ他に4000円をつみたてNISAで運用するだけでも余裕で資産3000万円以上のアッパーマス層に入れるのだ。
3000万円を元手に、毎月配当があるタイプの資産運用を行って不労所得を作り出すこともできます。例えば、3000万円分を株式を購入して配当利回りが約2%だった場合、年間60万円(税引き前)の配当金を受けることが可能です。月額にすると約5万円の不労所得が手に入り、老後の年金だけでは賄えない生活費を補てんできる金額として頼りになります。ただし、配当金は年1~2回程度の間隔で支払われるため、実際には毎月お金が入ってくるわけではないことを理解しておきましょう。また、投資商品には価格変動リスクがあるため元本割れのリスクがあります。加えて、配当金は企業の利益から支払われるもののため、業績が悪かったり赤字の年度は配当金が下がる可能性も。万が一、投資している企業が倒産した場合は配当どころか、投資資金がすべてなくなるというリスクもあります。できるだけローリスクローリターンの安定した複数の金融商品に投資するなど、リスク分散が大切です。
セミリタイアをするためには年齢や保有資産、家族の状況などさまざまなことを考慮しながら計画を立てる必要があります。その中でも多くの人がセミリタイアの資金として考える投資について解説します。
50代のWさんは、30代から続けている株式投資で億り人(投資による資産が1億円を超えた人の呼び方)となり、50代になってすぐ早期リタイア生活を始めました。それまでの貯金と会社の退職金も含め、投資を続けながら家族と早期リタイア生活を楽しんでいます。同じセミリタイアでも、お金に余裕のないセミリタイアと、十分に余裕を持った富裕層のセミリタイア生活を送る人もいるのが現実です。お金に余裕のあるセミリタイア生活をしている人たちは、精神的にも余裕があります。
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早期リタイアをする際は、失敗してしまうポイントを事前に知っておくことが重要。最も注意したいのは資金の問題です。ライフスタイルの変化や突然の病気・災害などにより、想定より資産が減ってしまう場合も考えられます。
資産を減らさないための努力としてあげられるものが、支出額の把握とコントロールです。
お金持ちになって引退したいのならば、複利の効果を上手に使うことだ。住宅ローンは、65歳までに返済できるように繰上げ返済をして、資産運用の方を30年と長く積み上げることだ。夫婦で毎月5万円、2人で分ければ2.5万円を30歳から60歳まで運用できれば、誰でもお金持ちになって引退できるのだ。
次に考えたいのが資金計画。将来必要とされる金額やライフプランをノートに書きだし、ご自身が「資産額先行型」と「人生設計先行型」のどちらのタイプかなのか把握しましょう。
純金融資産保有額に応じて区別された保有資産階層は5段階に分けられ、多くの方が口にする富裕層は、階層第2位に位置付きます。
さまざまな調査から富裕層の人たちにとって健康増進が大きな関心事であることが明らかになっており、健康のためには多額のコストもいとわないのが特徴です。どれだけ資産があっても人生を謳歌するには健康でなければならないというのは、自然な考え方でしょう。
資金計画で必要資産を算出したら、次は貯蓄や投資で資産を増やす作業。小さな節約を積み重ね、投資に回すのが効率的に貯めるコツです。また資産を増やすために、なるべく早い段階から給与の手取り半分を「貯蓄+投資」に充てるのもおすすめです。
毎月5万円が厳しいのならば、毎月2万円でもいいだろう。毎月2万円を30年間平均7%で運用できれば約2,440万円になる。ご夫婦2人で1万円ずつiDeCoで運用するだけでも準備できる。目指すべき資産3000万円の残り1000万円分は、子育てが終わってから10年間、毎月10万円を貯金するだけでも十分に準備できるのだ。
リタイア後は起床時間も自由。朝からゆっくりと時間が流れます。資産運用を行っている方の多くは、株式市場をチェックすることから1日がスタート。チェック後は家族との時間やご自身の趣味にたっぷりと時間を使うことが可能です。月に1回程度運用に関する調査や交渉をする日もありますが、その時間以外は多くの方がご自身の好きなことに時間を費やしているようです。
わたしのIFAでは資産運用のプロが資産3,000万円以上の方に向けて、効率的な資産運用のやり方をアドバイスしている。ご自身で運用方法を判断することが難しい方は、まずは気軽にプロに相談してみよう。
お金を減らす複利効果とは、住宅ローンだ。多くの方は、住宅ローンは長期で借りるのに資産運用は、5年で結果を求めているのだ。それでは、お金を減らすいっぽうだ。複利で増える住宅ローンは期間を短縮し、資産運用を長く続けないとお金は増えない。
複利効果が効いていない1年後に繰り上げ返済すべきなのだ。住宅ローンは長期で借りるのに、資産運用は5年で結果を求めるというのは、本末転倒なのだ。特に今は、80歳になるまで住宅ローンを借りることができるのだから老後に住宅ローンが残ってしまう方もいる。老後に住宅ローンが残っていると年金生活は苦しくなってしまう。
貯金3000万円ができている人は少なく、なかなかハードルが高いことなので、1日でも早く取り組み始めることが大切です。できそうなことからぜひ始めてみてください。「今の貯金ペースで良いのかな?」「投資を始めたいけど何から始めればいいのかわからない」という人は、ファイナンシャルプランナーや資産運用のプロであるIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に相談してみましょう!「お金の健康診断」は多くのお金のプロが登録する日本最大級のプラットフォーム。自分の悩みに強いFPが検索でき、無料でチャット相談することができます。
資産5,000万円が見えてくる条件は、毎月の貯金に加えて複利による資産運用を行うことにある。貯金3,000万円以上はあるが、資産運用を行なっていない人は複利による資産運用を行うことを検討してみると良いだろう。