富裕層は 健康や見た目にお金をかけることが多い
富裕層は、初対面の人をあまり信用しない傾向が強い。自分の資産を守るためだ。
富裕層は、健康や見た目にお金をかけることが多い。パーソナルトレーナーの指導を受けてトレーニングに励んだり、洋服や靴、時計などのファッションアイテムにこだわったりしている。なぜなら、健康や見た目は収入を維持するために重要な要素だからだ。
一般的に、富裕層や資産家とは、金銭や金銭以外の資産を豊富に保有している人のことを言います。しかし、金融機関などでは富裕層についての明確な定義はされていないのです。
約722万世帯のうち6.3%は約45万世帯、それに「東京への偏在分」として1.76を掛けると、あくまでも状況証拠からの推測ですが、80万世帯程度の準富裕層がいてもおかしくないことになります。
「富裕層とは?」と聞かれると、「年収1,000万以上のお金持ち」「高層マンションに住んでいる」「値段を気にせずブランド物をたくさん購入している」など、漠然としたイメージを持っている人が多いはずです。
「富裕層」と聞くと、どんなイメージが浮かぶでしょうか? 高級ブランドのファッションに身を包み、自宅のガレージに何台もの外車が並び、アーリーリタイアを果たして頻繁に海外旅行に出かける――もし、あなたが富裕層に対してそのようなイメージを抱いているのであれば、事実とはまったく異なります。
「お金を持ったら派手に使って羨望のまなざしを浴びたい」という衝動に突き動かされる富裕層も当然います。それは仕方のない話ですが、実際には目立つことで痛い目にあうという経験をしていないから、そう考えるのかもしれません。
東京の富裕層が住む場所といえば山の手エリアをイメージするかと思います。実は、東京23区の東側の下町にも富裕層はたくさんいます。この付近には業歴が長くて高い技術力を有した中小企業が多く、普段は作業着を着た地味な社長が、実はストックリッチな富裕層であるケースが少なくないのです。
家賃収入をローン返済に充当すれば、実質的に他人資本で不動産を手に入れることが可能になるため、準富裕層への道も現実味を帯びてくるでしょう。
これらの事実を踏まえて考えると、東京には全国の平均値よりも多くの準富裕層が偏在している可能性が高いでしょう。
「準富裕層に当てはまる人の年収や生活水準って実際どうなの?」
一般的な価値観と富裕層の価値観には、大きな違いがあります。それは、本質的価値への判断力です。
このほか夫婦共働きで退職金を受け取った公務員の家庭なども当てはまるでしょう。なぜなら夫婦2人の退職金だけで4,000万~5,000万円程度の金額を受け取るケースが多いからです。この退職金だけを見ても、定年まで勤めあげた公務員は自動的に準富裕層になれる計算になります。
それまでの私は、母子家庭に育ち経済的に恵まれなかったこともあり、富裕層を遠い存在に感じていました。大学卒業まで暮らした地元の福岡を離れて、東京国税局に就職する決断をしたのは、金銭的な理由によります。
移動手段にも、富裕層の考え方が如実に現れる。運転が好きだから自らハンドルを握るという富裕層もいるが、一般的にはタクシーを利用したり、運転手を雇ったりするケースが多い。移動時間を後部座席で過ごせれば、ゆっくり仕事ができたり、休息したり、食事を取れたりするためだ。
身体だけでなく精神的にも健康を求めるのが富裕層の特徴です。そこで重要になるのが心の持ちよう、つまりポジティブ思考です。
このように、出口戦略までを見すえた不動産投資で、リタイア時に準富裕層入りすることを目標にするのも、一つの手かもしれません。
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まず健康は、時間価値と直結する。不労所得が大きいタイプの富裕層でない限り、働き続けないと高収入を維持できないが、健康が損なわれるとそれが難しくなる。特に、組織の重要なポストに就いている富裕層は、自身の健康を保って、適切な判断をどんどん下していかないと、自身の資産が毀損していくおそれもある。
なお、富裕層は自分の時間価値を理解しているため、待たされることを大変嫌う。富裕層を相手にする場合は、時間厳守を心がけたい。