60歳 金融資産 8000万円
Fさん夫婦が55歳から60歳になるまでの5年間では、200万円×5年で1000万円がさらに上乗せされることになり、Fさんが定年退職する60歳までに貯金は2500万円できることになります。
企業型の確定拠出年金についてはiDeCoと同様、個人がアクセスして残高チェックをできますので、このペースで60歳に届いたらどうなるかを試算によりイメージすることもできます。
また、将来の公的年金に関しては支給額や支給時期など、不確定要素があることは否定できません。加えて、長寿社会になれば高齢者の介護人口がさらに増え、社会的な費用負担も大きな問題となってきます。自ら設定する老後資金以上に資金が必要になる場合もあるため、可能であれば60歳以降も働き続け、多少でも収入を確保することも、今後の老後資金づくりのポイントとなるでしょう。
すると、保有する金融資産が8000万円、退職金が2人合計で1650万円、60歳までに上乗せされる貯金が2500万円なので、60歳時点では1億2150万円の金融資産を保有していることになります。