資産10億 リタイア

資産10億 リタイア

ぜひ胸を張ってリタイアをしてほしいと思います。

アーリーリタイアすると、社会から孤立していると感じやすくなります。定年を迎える前に仕事を辞めることになるので、多くの友人や同級生は現役で働いています。そんな周りの人たちに比べて、世間との関わりが少なくなるのがアーリーリタイアの特徴です。会社に勤めていたときに得られていた承認欲求を満たせない、成長実感を得られないといった、心理的な側面からのデメリットもあります。

先ほどのモデルでは合計8,000万円相当ですからまだまだ「億り人」には2,000万円足りません。しかし、私たちにはiDeCoやつみたてNISAがあります。自助努力の上乗せにより、私たちはリタイアまでに億り人に到達することができます。

株式投資とは、企業が発行する株式を売買して利益を得ることで、自分が購入する株式銘柄を選び自分で売るタイミングを決めなければなりません。株式は保有しているだけで株主配当や株主優待を受けられるため、得をすることが多く株価の上昇によって高い利回りを実現することも可能です。この方法を実行するにはある程度の知識と経験が必要になるため、セミナーなどでの勉強が必要です。初心者には少しハードルの高いものとなりますが、資産を増やすためにはこの方法は覚えておくと役立つでしょう。

年67万円の積み立てをしたと仮定して、45歳から65歳まで資産形成に取り組んだとすれば元本ベースで1,340万円になりますし、運用益を加味すれば2,000万円もおかしな試算ではありません。

また香港に住んでたときに付き合いのあったプライベートバンクが信託を組んでくれたおかげですでに私の資産の所有権は法律上は信託のもので、相続や事業承継にまつわる心配はありません。ですので生命保険には関心がありませんから提案はいりません。

50歳で早期退職を考えたとき、国内では早期退職割増金の制度があります。大体の相場でいうともともとの退職金の賃金の2年分が上乗せされるような制度です。このような早期退職制度の活用によって、50歳でアーリーリタイア後の生活資金にもできるでしょう。しかし、退職金には税金がかかることも忘れてはいけません。退職所得にかかる税金には税負担を軽くする措置がされています。

ドル建ての生命保険を使って事業承継や相続対策をするというのがテッパンの提案なのだが、ご子息に事業を継がせずしかも信託ですでに個人資産はラップしてあるのでMさんの仰るとおり生命保険の提案はしていない。

50歳でアーリーリタイアやセミリタイアをした場合、メリットを考えると都心などに住むのは望ましくありません。そこで、田舎や海外で生活する計画を用いて考えていきます。

本当にお金に縁のある生活を送ろうと思うのであれば、年収を過度に気にしていても意味がありません。最終的にどのくらいの資産を持つことができるのかで、人生の豊かさは決まってしまいます。こうした感覚を持って人生設計を作ることができるのかどうかが、教養人か凡人かの分かれ目となるのです。

例えば40代でアーリーリタイアを実現した「ろくすけ」さんは、日本株への株式投資などで生涯賃金並みの資産ができたことをきっかけに40代で引退したそうです。現在は会社勤めは辞め、月に数回旅行をしたり株主投資の講演を引き受けたりしながら、家族と穏やかに暮らしているそうです。

例えば自営業やフリーランスの場合、退職する必要がないため自信の体が動くうちは働きたいと考えるケースが多いです。自営業は、将来的な不安、資金面の悩みなど苦労は尽きません。しかし、自営業やフリーランスは、自分の考えやペースに合ったスケジュールなど自由な働き方が可能です。一方、ビジネスマンの場合、アーリーリタイアを考える人がいるかもしれません。会社組織の一員である場合、絶えず組織の重圧にさらされています。会社組織の意思決定も、合理的な判断よりも組織間の力関係が優先されてしまうケースもあるでしょう。そのような仕事へのストレスが原因で起こる現象として「サザエさん症候群」があります。毎週日曜日の夕方(あるいは夜)になると、月曜日からの仕事を考えてしまい憂鬱(ゆううつ)な気分になる現象です。そんな会社組織の一員としての生活を苦痛に感じ、早めに退職したいと考える人も多いでしょう。

加谷 珪一(かや けいいち)
経済評論家
仙台市生まれ。東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP記者、投資ファンド運用会社などを経て独立。現在は、経済、金融、ビジネス、ITなど多方面の分野で執筆活動を行っている。億単位の資産を運用する個人投資家でもあり、お金持ちについて解説した書籍「お金持ちの教科書」はベストセラーとなった。「お金持ちはなぜ「教養」を必死に学ぶのか」(朝日新聞出版)、「あなたの人生を変えるお金の教養」(PHP研究所)などお金に関する書籍を多数執筆している。

35歳で完全リタイアするには、35歳の時点で1億3,800万円の資金が必要となります。35歳でそれだけの貯蓄がある人はかなり特殊なケースでしょう。仮に大学卒業後の23歳から働いたとして12年間の間に、毎年1,150万円のペースで貯金し続けなければ到達できない数字です。

不動産投資とは、マンションの一室やアパートを購入し、その物件を貸し出すことで家賃収入を得る方法です。住居以外では、コインランドリーや駐車場などの経営をする方法もあります。仕組みがわかりやすく安定した収入を得られやすいのが不動産投資の良い点であり、初心者でも物件がよければ株などのように変動性があまりないため、資産運用しやすいといえます。資金が必要になりますが5,000万円以上の資金があれば、できるだけ早めに始めておきたい投資方法です。

外資預金は利率が高いことでも有名ですが、資金が多くある方は行っておきたい資産運用の方法です。外資預金は円よりも利回りが高く、為替レートの変動によっては評価益なども受け取れるので、時期がよければ利息+評価益の2つで得です。50歳で早期退職して海外移住なども考えている方には、この方法が適しています。

セミリタイアは夢ですよね。

早めのリタイアとは、定年退職を迎える前を意味します。

定年を待たずに退職をすると、受け取れる年金額が少なくなります。会社員や公務員であれば、国民年金と厚生年金を受け取ることができますが、退職してしまうと受け取れるのは国民年金だけになります。アーリーリタイアを考えている場合は、将来受け取れる年金がいくらなのか、その年金と貯金で生活を賄うことができそうか確認することをおすすめします。

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