30代になれば手取り額が増えるため 貯金に回せる額も増やせます

貯金額の平均値は 30代と比べて大きく増えています

なお30代既婚者でも、金融資産ゼロ世帯の割合は20代既婚者と同様、約3割でした。30代既婚者の場合、手取りが増えても住宅ローンなどの負担が発生するため、なかなか貯金できないことがあります。

30代・2人以上世帯における金融資産保有額の平均値・中央値は、以下のとおりです。

30代独身で貯金がない人も、100万円を目標に貯金額を増やしていきましょう。30代になれば手取り額が増えるため、貯金に回せる額も増やせます。20代から貯金してきた人は、毎月の貯金額を増やすことも検討してみてください。

投資は金融知識も大切ですが、経験を積むことも重要です。相場は川のように常に動いて上下していますが、一定の傾向が当てはまる場合もあります。自分なりの傾向と対策を掴んでおけば、相場の上昇気流に乗ることも可能です。この流れを掴むのは経験がものをいう場合もあるので、さまざまな相場を見て経験を積みましょう。また急な下げ相場に出くわすと、怖くなって売り急ぐ人も出てきます。急な変化に恐くなる気持ちは多くの人が味わいますが、様子を見守ることで持ち直す場合もあるでしょう。その経験が次の下げ相場で役立つこともあるので、状況を冷静に判断し対処する力を養っていきましょう。また30代でまとまった資金がある場合に、集中投資して一気に利益を出そうと考える人もいます。集中投資は万一失敗したときのリスクが高いので、控えたほうがよいでしょう。分散投資を心がけ、焦らず少額で経験を積むところから始めてください。

平成29年度「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)」によると、40代独身者の金融資産保有額の平均値は936万円、中央値は30万円です。また40代独身者で金融資産ゼロの人の割合は、45.9%となりました。30代独身者よりも40代独身者の方が、貯金なしの人がやや多いという結果です。貯金額の平均値は、30代と比べて大きく増えています。

そのためには、しっかりとした貯蓄計画が必要です。遊びたい20代でも今我慢すれば、この先の30代、40代がぐっと楽になります。飲み会やデートなど支出する場面は多くありますが、見栄を張ったり無理をしたりはせず、コツコツと目標を目指しましょう。

平成29年度「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯)」によると、世帯主が30歳代の二人以上世帯における金融資産保有額の平均値は470万円、中央値は200万円です。また30代二人以上世帯のうち、金融資産ゼロ世帯の割合は33.7%となりました。30代既婚者では、200万円程度貯金しているのが一般的ということになります。

なお貯金額の平均値は20代と比べて約4倍に増えており、独身でも30代になると、貯金している人とそうでない人の差が大きくなることが伺えます。

30代は、老後に向けて投資をコツコツ始める絶好のチャンスです。また社会生活にも慣れてくる頃なので、今後の人生について考え、想像できる年代でもあるでしょう。投資で損失が出てしまった場合でも、仕事で挽回するなど気持ちを持ち直すことでたくましくもなりますし、まだまだリカバリーがきく年代ともいえます。投資はそういったことを考えるよい機会にもなるでしょう。投資はまとまった金額で行う必要はなく、まずは少額から始めてみることもできます。きっかけが大切なので、手始めに手数料負担の少ないネット証券で、口座開設してみるとよいかもしれません。

40代の金融資産の割合を見てみると預貯金、生命保険、投資が多く、30代に比べるとそれらの保有額が増えていることがわかります。

「100万円未満」が14.4%と一番多く、その後「500〜700万円」の11.1%、「1000〜1500万円」の10.9%と続きます。30代と比べると、1000万以上の割合が多く、100万円未満の割合が少なくなっているため、40代になったことでより貯蓄を意識していることがわかります。

平成29年度「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)」によると、30代独身者の金融資産保有額の平均値は589万円、中央値は83万円です。30代独身者で金融資産ゼロの人の割合は40.4%となっています。30代独身者も4割が貯金なしという結果です。

多くの30代・単身者の場合、貯蓄はあくまでも自分のためにするものです。そのため、必要性を感じない限り、本腰を入れて貯蓄をしないという人も多いでしょう。

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