今回は 40代準富裕層の資産運用をテーマに解説いたしました

今回は 40代準富裕層の資産運用をテーマに解説いたしました

年代別に見ると「準富裕層」にランクアップするのは、やはり40代くらいからが多くなる傾向があるようです。今後も継続的に「準富裕層」が増えていくのか、どこかで反転してしまうのか、今後の動きが注目されます。

・40代から準富裕層で多いのは、①高額所得者(会社経営者・外資系勤務など) ②高所得の共働き夫婦(特にDINKS) ③親から資産を相続した人 が多い。

準富裕層の世帯にとっても資産運用は大きなテーマです。守りに徹して蓄えた資産の保全を重視するか、積極的に資産を増やす攻めの投資をするか、大きな分かれ目と言えるでしょう。資産コンサルティング会社などの支援を受けて節税対策などに取り組んでいる人も増えています。

実は、「準富裕層」というキーワードをインターネットで検索すると、よくセットで出てくるのが「早期リタイア」。今の仕事がハードであればあるほど、40代くらいになると「いつかは仕事から解放されて楽になりたい」と思っている方も多いようです。

・準富裕層は、5,000万円以上1億円未満の純資産を持つ階層で、全世帯数のおよそ6%程度が該当する。

・40代で仕事の忙しい準富裕層は「早期リタイア」を希望する人も多いが、資産5000万では不労所得の構築には少し不安がある。

・40代準富裕層は、一般的な人に比べて属性が良いため、金融機関で借入を進めやすいため、不動産投資を検討する人が増えている。

富裕層を目指すには、どのような階段を上っていけばよいのでしょうか? 一般的な会社員は富裕層の入り口である「アッパーマス層」に到達することを目標にしましょう。アッパーマス層に到達すると、「準富裕層」という目標が見えてきます。

そのため、40代「準富裕層」が生活に不安なく早期リタイアしたいならば、資産を切り崩さずに済むよう、一定の不労所得を得ることが一つのポイントになります。不動産や金融商品への投資で資産運用をし、不労所得を得られる段取りをリタイア前にしておくことが肝要です。

このような背景もあり、年金不安等で老後の生活に不安を抱える準富裕層の方々が、老後の不労所得を確保するために、不動産投資を積極的に検討しているようです。

もちろん、さらに資産を積み上げて資産1億円超の「富裕層」を目指すのもよいのですが、生活や貯蓄にゆとりが出始めた準富裕層だからこそ、今までの生活を振り返り、40代を区切りの目標として、ハードな仕事を辞め、早期リタイアを望む方も出始めるようです。

さて、ここで注目されるのが、晴れて資産が積み上がり準富裕層となった方々が次に何を目指すか。さらなる資産形成を目指すか、仕事を緩めて時間のゆとりを優先するか。

「準富裕層」という言葉をご存じでしょうか。野村総合研究所が2018年に発表したレポートでは、純金融資産の保有額別に世帯を5層に分類しています。資産額が少ない方から「マス層」「アッパーマス層」「準富裕層」「富裕層」「超富裕層」と呼びます。

まずは働き盛りの40代から定年後の60代の世代の準富裕層の割合についてみていきたいと思います。

アッパー層から準富裕層になるには、次のポイントを押さえておく必要があります。

・40代から準富裕層が増えてくるのは、貯蓄が5000万を超えてくるのが40代以降が多いため。また、親からの相続が多くなるのも40代が多い。

準富裕層の資産規模で「早期リタイア」を目指すためには、先ほど試算した株式・REITの配当収入以上のリターンを目指すか、もうしばらく仕事を続けて「富裕層」レベルの資産を貯める方向性の二択ということになると思います。

一方、準富裕層の方々の多くは、それなりに高い年収水準になるため、銀行からの借り入れを受けやすい現状があります。また、相続にせよコツコツ貯めたにせよ、ある程度まとまった金融資産があるのは、銀行の審査上、極めて重要な判断材料になります。これを活用しない手はありません。

あとは、大手企業にお勤めの方が、退職金で一気に準富裕層の仲間入りをすることもあります。

今回は、40代準富裕層の資産運用をテーマに解説いたしました。日本で増えている40代「準富裕層」はどんな属性の人たちなのか、どんな特徴があるのか。そして、40代から準富裕層が増えていく理由、そして多くの人が目指す40代からの「早期リタイア」への対策についてまとめました。

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