50歳の平均年収は700万円?
では、仮に50歳時点で4,000万円手元に資金があった場合、収入がなくても生活可能なのか、具体的にシミュレーションしてみましょう。
それでは30歳、40歳、50歳という3つの年齢を想定して、4%の運用利回りであればどれだけの資金が必要になるのか、試算してみましょう。
年金額に関しては50歳で退職する場合は、10年分の厚生年金分の金額がなくなる。簡略化した計算式として、受給額は78万900円+厚生年金額(年収 ÷ 100万円 × 5,500円 × 加入年数)で計算できる。
50歳はすでにアーリーリタイアの目標となる年齢なので、今すぐアーリーリタイアをして年間に400万円の運用益を得るためには、1億円の資産が必要になります。やはりアーリーリタイアはできるだけ若い年齢のうちから計画的に取り組むことが重要で、若いうちに始めるほど成功率は高くなります。
30歳からアーリーリタイアを目指す場合、多くの時間があるので50歳での達成にも現実味があります。30歳から積立運用を始めて50歳で資産1億円を達成するまでの道のりを、金融庁の資産運用シミュレーションで試算してみました。
「50歳で退職を決意する理由は何だろう」「いくらあれば50歳で退職できるのだろう」と気になっていませんか。
次に、40歳の人を想定して試算をしてみましょう。40歳から始めて50歳でアーリーリタイアをするためには、期間が10年しかありません。その分毎月の積立金額は大きくなり、毎月67万9,118円の積立が必要です。
まず、生活費としていくらかかるのか、平均像を見てみましょう。総務省統計局が発表している単身世帯の50歳代平均支出は約20万円というデータがあります。
50歳の平均年収は700万円?