金融資産2億円 生活
また、貯金1億円を取り崩さないで運用益200万円(利回りを2%とした場合)を年間の生活費に回すことも可能です。60歳以上の場合は住宅ローンなども完済しており家賃がかからないケースも多いため、年間200万円ほどの運用益だけで十分に暮らせるケースもあります。
まず現在の家計収支をチェックします。「可処分所得」を把握し、食費、光熱費など項目ごとに支出額を算出、現在の収支状況を把握・確認しましょう。それをもとに老後の生活をイメージし、老後減るだろう支出、増えるだろう支出および収入見込みなどを考え合わせ、およその老後収支が予測できたら、図表4のような将来収支予測表を作成しましょう。子どもの結婚や自宅のリフォーム、車の買い替えなどの費用も忘れてはいけません。
例えば、55歳から10年間で500万円貯める、65歳から70歳まで夫婦合わせて年収250万円程度で働く、60歳で保険を見直し年間保険料24万円削減、金融資産を1〜2%運用することで、老後収支は大幅に改善します。まだ問題がある場合は家計経費の優先順位を考えて見直すことを検討するという手順になります。私の経験では無駄をなくし、少し長く働くことなどで多くの方の老後収支は大幅に改善し、安心して過ごせるようになると思います。ただし本当に困った状況になったときには、安易に借金などをする前に、早めに行政などに相談することも大切です。
金融資産運用は金融商品のリスクをよく理解した上で、リスクを軽減するため長期分散投資、コツコツ投信積立などを余裕資金で検討されてはと思いますが「わからないものには手を出さない」「やりたくないものはやらない」「人任せにしない」ことが大事と私は常々言っております。
投資信託とは、投資家から資金を集め、運用のプロが債券や株式などに投資する金融商品です。投資信託の商品は、債券のみのものや株式のみのもの、債券・株式・不動産投資信託などを組み合わせたものなど数多くあるため、リスクとリターンを考えながら商品を選ぶことができます。
堅実な資産運用を行うためにはポートフォリオの理解も必要です。ポートフォリオとは、金融資産の組み合わせのことです。金融資産を組み合わせて投資するのは、前述した「分散投資」の考え方がベースとなっています。
65歳から公的年金の受給が開始されるとして100歳までの35年間生きるならば、老後に必要な生活費をそれぞれ合わせると次のようになる。
IFAは金融商品を購入する際だけではなく、その後のアフターフォローも定期的に行ってくれます。前述のとおり年齢やライフスタイルの変化に応じて最適なポートフォリオは変わってくるため、客観的なアドバイスをくれる専門家の存在は非常に大切です。IFAはいわば資産運用の「伴走者」ともいえる存在なのです。
暗号資産はほかの金融資産と比べて値動きが大きいというリスクがあります。暗号資産の種類によっては数ヶ月~1年程度で2分の1、3分の1の価値になってしまうこともあります。また、暗号資産に関する詐欺も多く発生しています。またハッキング被害で資産を失う可能性がある点にも気を付けたいところです。
2億円の資産を元手に、配当金などの運用益だけで生活はできるのでしょうか?前述のアーリーリタイアと同様、支出の状況などによって必要な金額は異なりますし、利回りによっても得られる利益の額は変わってきます。
65歳での退職を想定して、90歳まで夫婦二人で生活する場合の理想的な生活費は、以下のとおりです。
老後資金は、2億円あれば十分足りる金額だ。なぜなら、老後にかかる生活費は合計で約9,240万円から約15,120万円といわれているからだ。生命保険文化センターの調査によれば、老後に必要な生活費は最低限必要な生活費で月平均約22万円、ゆとりある老後の生活費で月平均約36万円といわれている。
投資信託とは複数の投資家から集めたお金を「ファンドマネージャー」と呼ばれる資産運用のプロが運用する金融商品です。投資対象は商品ごとに異なりますが、株式、債券、リート(不動産投資)、コモディティ(金や原油など)など多岐にわたります。また投資する地域も国内、先進国、新興国など商品によってさまざまです。
シニア世帯の平均的な生活費をベースに、どの程度の利回りなら配当金だけで生活できそうかシミュレーション結果を見てみましょう。
最初にインタビューしたのが、新田良平さん(仮名、40代男性)。電機メーカーに勤める傍ら20代から小型株投資を始めて、20年かけて2億円の純金融資産を築きました。新田さんから、私の質問を思い切り否定されました。
投資信託や株式など金融商品を購入する際にかかる売買手数料は、金融機関やIFA法人によって異なります。どのような手数料がどのくらいかかるのか気になる人は、相談する際に確認してみましょう。
人生100年の収支表は、ケチケチ節約生活をするために立てるのではありません。たった一度の人生を自分らしく安心して生活するため老後資金を計画的に使うことができるようにするものです。老後のことを具体的に考えるのは気が重いかもしれませんが、それからは逃げられません。だったらできるだけ早めに問題を見つけ、対応策をとりましょう。
仕組債とは債券の一種で、通常の債券にデリバティブ(金融派生商品)を組み込んだものです。一般的な債券と異なり、満期や利子、償還金などを投資家や発行者のニーズに合わせて比較的自由に設定できるという特徴があります。
昨年12月から今年8月にかけて、日本の富裕層5人にインタビューをしました。5人はいずれも会社員で、遺産などに頼らず自力で1.3~5億円の純金融資産を築いた「サラリーマン長者」です。
ごく普通の給与で普通の生活水準で暮らす人も多く貯金1億円を達成しています。